トップページ > 解体工事の流れ
お客様と当方双方が合意した解体工事金額をもとに請負契約を交わします。一般的にはお互いの信頼関係による口頭確認が圧倒的ですが、正しい取引の姿として「請け負い契約書」を交わすことを薦めします。後々のトラブル回避のためにも必要なことだと、私達は考えております。
80u(24坪)以上の解体工事物件については、「リサイクル法の申請」が必要です。この申請は本来、お客様から申請頂くものですが、当社が「委任状」をいただき代行させて頂くことができます。
当社からお客様に、廃材の種類、量、具体的な処分先、のご説明を行い「申請書類」への署名、捺印を頂き申請します。申請提出7日後から施工(解体作業)が許可されます。
(したがって、これらの手続きが終了してからでなければ解体工事の着工ができないということを知っておくことが大切です。)
解体工事を行う前に、「電気、ガス、電話」など、建物内に引き込まれている線・配管などの手配をします。
解体工事期間中は、解体に伴う騒音・必要車両の駐車など近所にお住まいの方々にご迷惑をかけることになります。解体工事開始前にご近所の方々に、解体工事に伴う説明とご迷惑をおかけする旨のご挨拶を行います。当社では事前に徹底してご挨拶にお伺い、ご理解とご協力をお願いしています。
いずれにしましても解体工事中は、騒音、振動、ほこり、工事車両の通行などでご迷惑をかけることになりますので、作業員一人ひとりの笑顔と明るい挨拶、そして「ご迷惑をかけています」の一言が大切と考えております。
まず、解体する建物の周りを粉塵や落下物が飛び散らないように覆います。覆う手段はいろいろありますが、現場で一番効果的な作業を行います。もちろん、行政の許可を得て作業を行います。
具体的な解体工事に移る前の準備工事として、まずは建物内の「残留物」の確認、そしてその収集作業です。この工程が不要な場合もありますが、中にはビッシリと生活ゴミが残っている場合もあるのです。
そして同時に「ガラス戸」や「家具」などの収集作業です。こうして廃材の分別を目的とした準備工事を行います。
また、内装材として「プラスターボード(石膏ボード)」が使用されている場合はその除去を行います。これは他の建材と同時に解体しますと石膏が粉々になってしまい分別が困難になってしまうからです。
鉄骨造および鉄筋コンクリート:内装材全部を抜き出さなくてはなりません。これも前記同様に廃材の分別を目的とした重要な作業となります。
屋根葺き材の撤去:瓦降ろしは大変重労働ですが、これも分別の上で避けることは出来ません。ただし中には屋根構造が腐食しており作業員の安全が確保出来ない場合、やもなく同時解体をする場合もあります。
本体構造解体:下記の注意事項を当社では最重要と位置づけて作業を行っております。
基礎にはいろいろな形状がありますので、まずは掘り出しながらの確認を行い、形状に対応した解体手段にて行います。また、土壌の掘削作業となるため雨天では作業を取りやめる場合があります。
また基礎の下から「むかしの建物の基礎」や「地中埋設物」などが発見される場合があります。こういったものは別途工事の扱いとなりますが、必ずお客様にご確認頂いた上で進めさせて頂きます。
すべての撤去作業(仮囲いや防塵シートも含め)が終わりますと仕上げ作業としての「整地」にとりかかります。今までの掘削部分や基礎の掘り起こし部分などを馴らし、全体のレベルを均等にいたします。
解体整地は「専門の整地工事」ではありません。「ブルドーザー」「タイヤローラー」などを使用する専門的な整地工事とは区別して考えてください。もちろんお客様の希望に沿った工事も進めます。
すべての作業が終了しますと、その時点にて最終確認をお客様自らにお願いいたします。作業内容、撤去するもの、しないもの など、指示通りの内容となっているかなどのご確認をいただき、お客様のご了解を得て工事全般を終了とさせて頂きます。